一番の敵は親族
夫婦で納得していても、親族は納得してくれません。
その気持ちの立地点が、自分ではなく『自分の血のつながった家族である事』が多いからです。
例えば、夫側の家族としては妻に対して『自分は外に出て家事をしない』とか『夫に家事をさせて家に閉じ込めておくなんて・・・』と思う傾向にあります。
妻側の家族としては、『何で夫は働かない?』とか『妻に働かせて恥ずかしくないのか』と思う傾向にあります。
(うちは、実の親に『この子には家事を完璧に仕込んだので、こき使ってやって』と言われ、目下、妻のお母さんに『この子の負担を軽くしてやってね(※働け)』と言われてます)
納得ではなく、状況改善をして生活が豊かになっても、親族による偏見の傾向は続くようで、ほかの家では夫婦が定年退職した年代になっても親以上の世代の親族から亡くなるまで言われていたそうです。
兄弟・従兄弟は理解無理解半々です。
そこは本人による説明能力と日頃の兄弟関係によるようです。
近所づきあいは本人次第
近所では、専業主夫を開示すると最初は親族と同じことを言われます。
ですが、良くも悪くも近所の人たちは他人です。
こちらに特に問題がなければ、すぐに『うちはうち、そとはそと』状態になってくれます。
よくある偏見の目は、こちらが気にしてそれを表に出し続けていると発生します。
近所の人からすれば、『奥さんに働かせているけど、旦那さんはみんなに良い人だわ』ってイメージを作れれば、地域社会に適応するのも可能です。
結果として町内会など地域活動に参加して仲間を増やしている人もいます。
近所づきあいは、敵にならない事とこちらの情報開示が問題解決のカギです。
家に引き籠ってたら、怪しまれるだけです。
理解してもらうには、言動よりも行動と結果
夫婦逆転生活を理解してもらうには、まずは状態を理解してもらうことです。
口で、夢だけ語っていても、何もしている形跡がなければ、誰も信用をしません。
妻が不安なく働きに行ける環境作り、健康に過ごせる生活を維持し、金銭的に無理なく財産形成ができる。
近所の人たちは、その言動・行動・性格で評価してくれますが、肉親はある程度の開示が必要です。
親族の自分に対する印象は小さいころからの印象がそのままです。
小さい頃ぼーっとしていた性格なら大人になってもそう見られ続けますし、よく忘れ物したりさぼったりしたらそういう風な大人だと思われます。
専業主夫生活では、肉親の理解は得られないと考えるほうが楽です。
これに関しては、血縁よりも地縁と思い、地域社会から孤立せぬよう、最低限の近所付き合いは守りましょう。
近所の関係は、自分が仕事に復帰をするときに大変心強い味方になります。
子供がいる場合は、積極的に目を配ってくれます。
他人は味方になるんだと思って、生活をしていきましょう。