主夫の杜

男も家事をする時代になってどうしたら主夫になり、どのように主夫として生きて、どうしたら主夫を辞められるかを説明します。

心構え

主夫に向く人・向かない人:向かない人編

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何かにつけ対価を求める

対価を求めるという事は、「自分の行動の価値は外的要因によって評価される」という心理状態が当たり前だと思っていることがあります。
いわば「目の前に人参をぶら下げないと走れない」状態と同じです。
そういう人は、主夫よりも仕事のほうが向いてます。
仕事は常に結果が他人の目に評価され、それに応じて報酬が発生します。
今の職場でそういう傾向がなければ、今すぐ転職するべきであり、主夫になるべきではありません。
そういう方は、営業職が向いています。しかも完全歩合ならば更に燃えるでしょう。
そういうバイタリティあふれる夫のもとならば、妻も安心して専業主婦になれます。

自分の行動に対価を求める人は、主夫よりも営業をするべきです。

家に居たくない

主夫の城は家です。
つまり、「自分の城に居たくない」という心理なわけですから、主夫が成立しません。
主夫が主婦にいいかえると、よく言われる言葉になります。
「旦那が家にいると違和感がある。ここは私の家だ」
という心理です。
そこまで行くと、あからさまに嫌な人間なので、理想の主夫とは「家族のいる城である家を自分達が居やすいようにするために行動する」人となります。
つまり、家の中にいるよりも外にいるほうが楽しいのなら、極力家に近づかないほうが懸命であり、何もせずに外に出ていても全く役に立たない人間なので、仕事をしていることです。
仕事をし、他人と付き合い、交流を広げる。
これは主夫の範囲ではなく、社会人の範囲です。

家にいることが嫌いな人は、社会人として働きに出る方がいいのです。

自分がしたくない事は、必ず他人にさせようとする

「自分の担当じゃない」「自分はやりたくないが」と思う人は、主夫に向きません。
主夫は自分の心理がどうであろうが、目の前の問題をまず最初に解決してから、周りを見る人です。
先に周りをみてから、これは自分の範疇かどうかと考える人は、主夫よりも組織人として会社勤めする方がいいです。
自分に向かないと決断したことをすぐに最適な人を探してまかせるのは、社会人として大切な能力です。
無理に自分ができないことを行い、トラブルを増産するよりも、未然に防ぐために他人に任せることは、社会人としての基礎能力でもあります。
主夫は自分のできないことを自分のできるところまで最適化して行い解決する人です。
問題をそのままにしておいて、対応できる人に任せることは、規模の縮小などを防ぐときには大変有益な能力です。
こういう人は、主夫になろうなどと考えずに、会社勤めをしましょう。

他人ができることは他人にすぐ任せる。
人がいないとできないことですが、それを見ぬく力は、特に主夫には必要のない能力なのです。

-心構え

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