妻に見返りを求めない
妻に限らず、見返りがないと行動ができないという人は、主夫に向きません。
家事全般は「無報酬の労働」です。
行動の中に自分の中で、満足感や達成感などを見つけられる人でないと、主夫に向きません。
時々耳にする「妻の喜ぶ顔が見たいから」という人の場合、妻の願望を叶えるという事よりか、「こうすれば妻が喜ぶだろう」という行動で動くので、気が効くところもありますが、激しい空回りで結果的に怒りを買うという事もあります。
ポイントのズレで、結果的に不仲になるという事はしばしば有ります。
こういう性格の人も実は主夫には向きません。
かえってやることが決まっている会社員のほうが向いていて上司や同僚から「先回りができる気が効く仲間」として、早くから認知される可能性が非常に高いです。
サポーターとしては優秀なのです。
主夫に向くのは、まずは家事の中で「自己満足」を見つけられるかどうか。
それはパートナーの顔色を伺うのでなく、行動に対しての結果として自分で満足できるかどうかという事です。。
四六時中妻のほうを向いている人は、実は主夫に向きません。
まず「自分がやった方が早い」と思う
このタイプの人は、基本的な考え方として「この作業は俺の担当じゃない」というドライな考えを持っていらっしゃる方が多いです。
家事の決め事をし、これが行われてなければ生活に支障が出る場合(例えば、選択していなくて、全く服がないのに、今すぐ仕事に行かないと行けない状態)を想定して、自分で洗濯機を回すか、あえて原則にこだわるかというポイントで主夫の向き不向きが出ます。
前者は主夫向きです。
自分に支障が出ることを見越して、先回りをして家事を行い、未然に防ぎ続けることは生活を維持することで大切な思考です。
後者は主夫に不向きです。
あえて、原則にこだわり、大声で怒鳴り、お互い意地になり、喧嘩するのは目に見えています。
もしくは、脅迫じみた命令で妻を圧迫して家事を遂行させようとします。
主夫は自発的に動くことにより、「少なくとも自分の生活は維持できる」という思考が最低限存在ます。
家事生活活動の中で「この人がいないとダメ」という性格は、家事はおろか一人暮らしにすら向きません。
男性だろうが女性だろうが、「この人がいないとダメ」の性格の人は、人生が変わるくらいの出来事が起こるか、もしくは生命の危機に瀕しないと絶対に自分で家事をしません。
主夫をするのに大事なのは「自発的行動」です。
自分の生活スタイルがある
主夫に「自分の考える生活スタイル」がなければ、家中混沌の巻き込まれます。
そうでなければ、トイレと台所が同居し、風呂場と玄関が同居します。
生活スタイルの中には「自分が思う部屋の形」の他に「自分が行動する上でやりやすいレイアウト」や「自分が生活する上で最も気分がいい部屋」なども含まれます。
世の中で「部屋が散らかっている方が落ち着く」という人がいますが、そういう人の殆どは、モノをなくしたり約束を守らなかったり嘘の言い訳に必死になる傾向があります。
性格だから仕方ないではなく、生活は性格を現す鏡なのだと思い、家事を行う前に生活スタイルの設定をすることが必要です。
何事も、一定のテンプレートを作っておけば、日々の行動は最適化されて省力で活動することができます。
家事は過重労働ではありません。
自分たちが生きやすくいかに最適化をするかという事が重要なのです。