主夫の杜

男も家事をする時代になってどうしたら主夫になり、どのように主夫として生きて、どうしたら主夫を辞められるかを説明します。

心構え

『35歳過ぎてからの結婚』過酷な現実

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理想の年収という名の幻想

35歳過ぎの結婚 わずか10%の現実:livedoornews(All aboutより引用)

2010年の国勢調査の抽出速報集計結果から各年代の未婚率推移を分析した調査によると、2005年当時35~39歳だった男性が5年後の40~44歳になり結婚できた割合は9.7%。女性では10.8%という結果に。男女とも35歳を過ぎてから結婚できる確率は、わずか10%しかないのです(参考:東京都内のお見合い結婚相談所;全国仲人連合会・大田区支部)。
(リンク先より引用)

『経済的安定を手に入れてから』結婚できない現実

リンク先で、未婚者が結婚する年齢の比率で
男性は20代後半~30代後半にかけて63%、女性は20代後半~30代後半で74.7%が結婚しています。
よく、男女ともに『若い間に働いて、経済的安定が築けないと結婚できない』というセリフをよく聞き、40代手前になって『いい相手がいない』『出会いがない』と言いだします。
ここまで聞くと、経済力と結婚はバーター取引なのかと思うくらいの悲劇です。
事実、年収800万以上の男性の8割は既婚者で、そのほとんどは、社会人になってから知り合ったのではなく、大学時代からの付き合いであるというデータもあります。
ここまで来ると、『40手前で年収800万以上の男を捕まえる』という行動は絶望的に0な確率の行動だと思っていただきたいです。

『養ってもらう』という幻想と『一緒にがんばる』という現実

結婚前に、子供の教育費や生活の安定を求め、最低でも年収600万を求める女性も多いです。
リンク先の内容では、これも望みは薄く、年収600万以上の30代男性は5%です。
もちろん、ほとんどは既婚であると考えてもおかしくありません。
全国の平均年収は、473万円とあるように、実際はこのくらいの金額で身の丈に合う生活を行う事が大切とわかります。

その平均年収でも高いと思われるでしょう。
月収30万以下で、ボーナスが1.5か月分出たとしても、ようやく400万です。
そういう生活がほとんどの日本の社会の中で、夫の収入だけで年収600万を超えるのは、難しい話だと思う方が自然でしょう。
ですが、女性の平均年収は300万です。
共働きの生活を達成できれば、年収700万の生活を送ることができます。
経済的安定は、片方に任せずに、ともに稼ぎ出すものという考えがこれからの安定志向だといえるでしょう。

現実に負けない3つの条件

リンク先では、以下の3つの条件が『結婚への条件』と明示しています。

1、経済力を身に着ける
2、相手に多くを求めない
3、情報に惑わされず自分を持つ

上記の内容でも経済的な安定は、共働きによって達成されるものとなっています。
配偶者に多くを求めるときりがありません。
他人と比較する事よりも、自分の理想の生活に近づけるために、経済的にどのように合理的に行動できるかは、大変重要な要素となります。

一番大事なのは、周りに惑わされない事です。
収入、結婚生活、子供の教育、などいろいろ情報はありますが、すべては必ずしも当てはまるものではありません。
自分自身の人生を思い出してみてもいいと思います。
公立学校に行ってた子供は、必ずいじめにあって学力が劣るものでしたでしょうか。
私立学校に行くことは必ず幸せにつながっていたでしょうか。
要らぬ不安で想像力を働かせるよりも、子供は大きくなれば、子供自身で行動を選択し始めます。
自分自身でもそうだったと思います。
親は子供の独立まで面倒見れません。
親が自分を育ててくれた生活環境もそうです。
ですが、自分でコントロールできるところは、コントロールしましょう。
ですが、感情に振り回されてはいけません。

感情あるところに勘定あり、結局は満たされない生活を起こし、些細な問題が拡大します。

何事も『満たされてから』という行動を改めると、幸せが待っているかもしれません。

-心構え

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